■ 沖縄のどんぐり拾い
 南国沖縄でも、秋の楽しみのひとつにどんぐり拾いがあります。本島南部に住んでいると、どんぐり拾いが楽しめることを知らない人が多いと思います。子どもと「どんぐりころころ」の歌を歌いながら、どんぐり拾いを楽しむことが、ココ沖縄でもできるんです!!

 本島中部・北部では意外とどんぐりのなる木が自生しています。その代表的な木は、イタジイ。どんぐりの実は小さいけど、山原の森の木の多くがイタジイです。森の中では沢山のどんぐりが転がっているに違いない・・・。そう思いますが、ハブのいる沖縄ではなかなかハブのいそうな森には入っていけません。肌寒くなるこの季節でも、やはり油断できません。足下を確認しながら慎重に歩いて行かなければ・・・。


イタジイの幹(「植物の本」より)
 本島北部の県民の森公園では、遊歩道に多くイタジイやマテバシイなどのどんぐりのなる木があります。どんぐりのなる木は背が高く、なかなかどんぐりが実っている様子を近くで見ることはできませんが、葉や幹などの木の特徴をとらえ、どんぐりのなる木を探してみよう!

 本島中部の石川市民の森公園では、遊歩道にどんぐりが落ちています(「沖縄の野山を楽しむ 植物の本」p117に紹介)。遊歩道の入口からイタジイの木があり、その枝の下にどんぐりが落ちています。整備された遊歩道のあちこちにどんぐりが落ちていて、上を見上げるとイタジイの木の枝が遊歩道に伸びています。子どもと一緒にどんぐりころころの歌を歌いながらどんぐり拾いを楽しみたい方にぴったりの場所です。

アマミアラカシのどんぐりの写真アマミアラカシ(ぶな科) 方言名:カシギ、コーカー

美形のどんぐり

 長さ約2.3cm、直径1.3cmのプロポーションのよいどんぐりです。どんぐりコマなどを作って遊ぶと楽しいですよ。食べると少し渋みがあります。北部ではよく見かけるようです。有名な木は名護市安和の御嶽にある木です。南部でも玉城村の通称ヤンバルヤマ(「沖縄の野山を楽しむ 植物の本」p116で紹介)では、このアマミアラカシのどんぐりが拾えます。


イタジイ(ぶな科)

チビどんぐり

 山原の森の広い面積を被う優占種です。どんぐりは長さ1.5cm、直径1cmくらいの小さな実をつけます。形が整っていないのでコマにするとうまく回らないのですが、食べるとうまいです。生でも皮をむいて食べることができますが、焼くと香ばしくなり味も良くなります。中部から北部にかけての森で普通にみられるので、家族でどんぐり拾いをトライしてみてはいかがでしょう。


オキナワウラジロガシのどんぐりの写真オキナワウラジロガシ(ぶな科) 
方言名:アカガシ、ハシギ

日本最大のどんぐり

 日本最大のどんぐりの種です。実が大きいので一つの枝に数はあまりできません。落ちているどんぐりの数は少なく、貴重なのでコマにして遊ぶなんてことはもったいないと、記念にとっておく人が多いのではないでしょうか。
 どんぐりは長さ3cm、直径2.5cmと堂々としたどんぐりです。
名護市の三原から安部にかけての川沿いの斜面に数本生えています。また源河川で、このおおきなどんぐりが川から流れているのを見たことがあります。。


マテバシイのどんぐりの写真マテバシイ(ぶな科) 
方言名:クダンカシ、ドゥングリギー

ノッポのどんぐり

 最もスマートなどんぐりです。長さ約2.5cmに直径が1cmくらいなので幅に対して2.5倍くらいの比率があります。長い実は3cmを越えるものもあります。樹皮に独特の模様があります。なまえの由来は待てばおいしいことからマテバシイとついたという話もあります。
 県民の森の遊歩道(「沖縄の野山を楽しむ 植物の本」p115)や石川市民の森(p117)などでよく見られます。



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